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インドのオカネモチ騒動、これで終結かな

新事業所の上の階の借り主であるインドのオカネモチ問題について。

そもそもですね。インドのオカネモチの言ってきた防音設備を入れるための工事って、建物の構造を変えるような工事なので大家さんの許可が無いとできないことで。それを大家さんはもう許可してるの?というのが疑問だったの。

今年2月にウチがリース契約するときにも上のクラブ計画が心配で。騒音や振動に悩まされるような物件なら契約したくないって大家さんに言ったら「あなたのビジネスに影響を与えることが無いように進めさせるから安心して」的な回答をもらってたし。

ウチの工事を止めなきゃならないようなことを許可したんだったら大家さんに責任を取ってもらおうかと、インドのオカネモチに会った日の翌朝、大家さんにメールを送りました。(大元の貴族ではなく、貴族から権利を借りてウチに使わせてくれている、直接の大家さんね)

「上の階の借り主からこんなことを言われたんですが、これってあなたは許可しちゃってるんでしょうか?本当に私たちが工事を止めなければならないのであれば、止めてる間の家賃や手配済みの施工会社への補償は誰が払ってくれますか?状況を詳しく教えてください」って。

そしたら「明日会って話しましょう」って返事がその日のうちに来ました!

夕焼け 
<ある日のロンドンに夕焼け。飛行機雲もピンクなの。ヒースローに向かってる飛行機かな?方向変えたのね、って分かるほどに曲がってる。これシゴトがえりの風景です。新しい事業所ができたら、だいずもそちらに移るので。この風景ともお別れかな>


どんな提案持ちかけてくるんだろ?と、基本はウチの工事を止めさせる交渉をしにくるんだと構えてたんだけれど。会って話してみたら、大家さんは「そんな計画は上の借り主からはまだ聞いてもいないし、そんな話が来ても決して許可しないから安心して工事を進めてください」ってさ。拍子抜け。

しかも「このビルはそもそも古くて、クラブをオープンするために必要な音響設備を入れるには向かない。設置できるかどうかは借り手が契約前に調べるべきことなのに、彼らはそれを行わなかったからこのような状況に陥っている」んだとか。とはいえ、そんなの大家さんだって貸す前から分かってたくせに、クラブ開きたいって人に貸しちゃうんだから悪意があるよね。。。

ということなので、たぶんこの問題はこれで終結となるんじゃないかしら。そうであってほしい。

バーバリー本社ビル 
<通ってる美容室の近くにバーバリーの本社があるの。すごくオシャレなビルだよね。ウチもいつかこんな本社を持てる日が来るんでしょうかー???1Fだけ天井が高いの、こちらの建物の特徴と思います>

インドのオカネモチは、去年8月にプレミアム80万ポンドも払って上の物件のリース権を購入して。それからずっと家賃払ってるらしいよ、、、まだ工事すら始まってないのに。しかもその間ずっと施工会社やらコンサルタントやら雇い続けてるみたいで。これまでに相当のお金を使っているのにオープンできないっていうね。。。(プレミアムの金額は時価的なもので。その物件が欲しい人が複数いるときに、プレミアムをより多く出せる人が契約できることが多い。リース権を手放すときにもその物件に人気がありさえすればプレミアム付きで売れるので自分が払ったプレミアムを取り戻せる)

あんなに大勢引き連れてるに、誰も契約前にインドのオカネモチにアドバイスしてあげなかったのだろうか。「ムリですよ」ってそのプロジェクトが終わっちゃったら、自分のシゴトが無くなっちゃうからかなー。。。自分勝手なことばっかり言ってたオバサンだけれど、ちょっとかわいそうに思えてくる。

でもね、ウチの設計士さん(前に書いたイラン出身の設計士さん →移民の街で働いています 彼が上の借り主や大家さんとの打ち合わせに同席してくれて、細かいところは詰めてくれてる。)が、上の借り主のことをすごく嫌っていて。

たぶん、彼女にとって、だいずたちは借り主だから彼女と同じ身分(?)なんだけれど。設計士さんはだいずたちに雇われている労働者(?)だから、格下って考えてるのか。彼への物言いはすごく意地悪だったし。彼が言うには、別れ際にみんなで握手をしたとき、彼女は設計士さんだけには彼の口元に手を差し出してきたんだって(私の手にキスしなさいってことかな)。

それからはもう、設計士さんがモウレツに彼女のことを怒っていて。「彼女はこれでたくさんのお金を失うことになる」、「大家さんも彼女は失礼な人だって言ってたし、だからクラブはムリって分かっててもわざと契約したんだろう」って話してる、その設計士さんの顔がね、すっごい歪んでて。歪みすぎてすっごい顔してるから、思わず笑ってしまわないように気を引き締めるのがタイヘンなぐらい。

トマト 
<イギリスらしい自由な陳列。。。しかし色んなトマトが並んでてかわいいからってウカツに手を出すと痛い目に遭います。1kgで8ポンドもするんだから。騙されてはいけない>


上の借り主、生まれはインドみたいで。でも、もう20年ぐらいイギリスでビジネスしてるからイギリスのルールは(あなた=だいず たちよりも)よく分かってるのよって言ってたけれど。でも彼女の英語は訛ってました、インド訛りと思う。

1度会っただけだから、ここから先はだいずの妄想なんだけれど。きっとカーストの国インドでオカネモチに生まれて、周りにはオカネ目当てで集まってくる人ばっかりで。そういう人に対する接し方しか知らないままにオバサンになっちゃったのかしら。イギリスで暮らしても、ずっとそういう上下関係だけだったのかな。

100万ポンド以上の大金をそんな軽率に使えちゃうほどお金があるウチに生まれて。親にクラブを作ってもらっちゃう息子(25歳らしいです)って。。。どんなことを楽しいと感じるのかな?なにか夢ってあるのかな?達成感ってどんなことで得られてるのかな?

なにも楽しくないんじゃね?たぶんヒマすぎて食べてばかりでブヨブヨに太ってるよ。つまんない人生だよきっと。なんて。そうやってあることないこと勝手に妄想してると、ああ自分は庶民に生まれて良かったとしみじみ思えてくるよ。

もちろんオカネモチにもちゃんとした人たくさんいるんだろうし、きっとオカネモチにはオカネモチなりの夢や苦労や楽しみがあるんだろうけどね。

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インドのオカネモチとパーティー・ウォール

今とりかかっている新事業所のオシゴトについて、この前、上の階の借り主がナイト・クラブを開く予定と書きました。→移民の街で働いています

今月から新事業所の内装工事を開始したところ、上の借り主から連絡が入り。防音設備を設置するには、ウチ(下の階)からの作業が必要だなんて言ってきたの、つい先週。設置の間はウチは工事できないの。応じないと防音設備を入れられないので、これから先あなたたちはずっと上のクラブの大音量と振動に苦しむことになりますよと、なかば脅しのようなことを言われちゃった。

え?なに言ってんの?
それが人にモノを頼む態度かえ?

もう家賃払い始めてるし、工事止めてる間の家賃とか、施工会社への補償とか、ぜんぶ負担してくれるんかえ??という疑問に答えてもらうために、今日はそのインド人オーナーに会いにいってきましたよ。

これまで関係者から聞いたところによると、ものすごいオカネモチで。なんならそのビルを1棟丸ごと買えるんだとか。息子の道楽のためにクラブを建てようとしてて、まだ工事も始めていないのにすでに1億円以上使ってるとか。工事には3億円使うらしいとか。

どのぐらいオカネモチなんだろう?、マハラジャみたいな人が出てくるんだろか?と、ワクワクして出かけましたよ。

でも、まあ、ビックリするほどのカネモチオーラはまとってませんでした。残念。
ハシダスガコさんがしてそうなサングラス、襟元にファーの付いたコート、フツーのワンピース。少しくたびれた黒タイツ。くるぶし丈のブーツ。なんだ、フツーじゃん。

しかし、右手にも左手にも大粒の宝石がギラギラと光る指輪をいくつも身に付けてた。無色透明で、内部からの虹色の反射が異様に強かった大粒のアレは、本物のダイヤモンドだったんだろうか。でもなんか繊細さがなくて、作りものっぽかったな。もっとジーッと観察したかったのに、話し合いに集中してたからあんま見れなかったのが残念。



こっちってパーティ・ウォールっていうのがあって。
たとえば↓こんなセミ・デタッチトのおウチは真ん中の壁で左右の空間を分けていて。右側のおウチと左側のおウチが、真ん中の壁を共有してるの。屋根に煙突が乗っかってるあたり。壁を挟んで左右対称のデザイン。2世帯住宅とかじゃなくて。アカの他人同士が1つの壁を共有してるの。たぶん。
Semi-Detached
こっちは地震がなくて、1度建てたら外側はメンテナンスしながら、内側だけ新しく改装して使い続けるのね。それで、片方のおウチが改装するときに、たとえば、なにかの補強のためにその共有の壁(パーティー・ウォール)に穴を開けて梁を通したいなーってなると、もう片方のおウチに対してパーティ・ウォール・ノーティス(通知)ってのを出してその計画を伝えるの。

で、お互いの利益・不利益を、第3者(パーティ・ウォール専門の調査機関)に客観的に測ってもらって、どうすべきか判断してもらう、っていう手順を取るんだそうです。両者とも、この調査機関が出した結論に従わなきゃならない。

もし上のクラブが床(ウチの天井)に手を加えたいってパーティー・ウォール・ノーティスを出してきたとしたら、いったん工事を止めて。調査機関による調査・調停に2カ月、そのあとクラブの工事をして、、、なんてことになったら予定がずいぶん遅れてしまう。でも、そもそも、これってパーティー・ウォールに該当するのかどうかも、よく分からん。

こういう文化というか慣習への理解が無いのでね。この先どうなっていくのか今のところ全く見当がつきませんー!はやく解決するといいなぁ。
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移民の街で働いています

このブログの左側の「アクセスが多い記事」トップ10に、ときどき「ロンドンは移民の街なんだね」が入っているのがとても意外で。もしもご興味ある方が多いなら続編を書いてみようかなと思いまして。

今の事業所で働くスタッフの構成は前の記事から1年経った今もほとんど変わらないかな。業績が良くなってきたからか、結構がんばってくれる社員さんが新しく入ってくれて頼もしい限り。ネパール出身でドバイでしばらく働いた後イギリスに来た彼は、渋滞で交通機関に遅れが出ることが多いロンドンなのに一度も遅刻したことがないし、考え方が日本人ととっても近いなーと思う。タイ出身で高校からフランスに来た彼はすっごいエレガントなんだけど、お茶目で笑顔がかわいい。

最近はアルバイトさんや社員さんの採用にも関わっているんだけれど。アルバイトさんは連絡無しのドタキャンが非常に多いね。そして、あとあとになって「あの日は妹が怪我をして病院に運ばれたので」とか「故郷の母が病気になったので急遽帰国することになったんです」なーんて言って、あらためてチャンスをくださいって人が多くてビックリする。なにかというと家族が病気になったり怪我をする。それが本当だとしても、連絡無しにキャンセルしておいて悪びれることなくまた連絡してくる、そのポジティブさ?は見習いたいと思う。

あと、今年の夏、こんな↓街なかに新しい事業所を開くことになりました。昨年末ぐらいから物件のリースや、内装工事や、もろもろの手配で、社外の人とのやり取りが増えたので。
新事業所1
そちらを中心に書いてみます。

今回借りた物件は、その物件を使う権利(リース)を前の借り主から買いました。これから20年使わせていただく権利。大家さんは、そのまた大家さんであるハワード・ドゥ・ウォールデン・エステート・リミテッドから175年間この物件を使う権利を買っているらしい。

ハワード・ドゥ・ウォールデンというのはここらへん一帯の土地を所有する貴族の名家で。この記事によると↓なんと(推定)資産4840億円なんだってさー。ひぃぃぃ。

(この記事で3番目に出てくる貴族)

これからは、だいずたちもこの富豪貴族に多額の年貢(家賃)を上納するために(直接払うわけじゃないけどね)、これまで以上にヒイコラ働くことになりますですよ。。。これ、まさにイギリスらしい話だなーと思う。前から居る人や外国から来たオカネモチが不動産を持っていて。そこに流れてきた多くの移民が借家やシェアハウスに住んでヒイコラ働き家賃を払います。貧富の差絶大!

このリース売買契約で、大家さんの代理として出てきた女性は。まとってる空気や着てる服がキャサリン妃みたいで。週末は馬を連れて郊外で乗馬でもしてそうな人。物件を探しているときも大家側から出てくるのは大体こういう雰囲気でだいずの周りにはいないタイプ。出身を聞く機会はなかったけれど、こういう不動産関係のオシゴトに携わっているのはいいとこのお嬢さんに違いない。

前の借り主は、たしかロシア系。この物件の工事を始める直前に、共同経営者に資金を持ち逃げされたんだとか。国外に逃げられちゃったらもう捕まえられないのかな。ホントにあるのね、こういうドラマや映画みたいな話。

物件の売買契約は必ず弁護士を通すことになっていて。今回お願いした弁護士さんはロシア出身。まだこちらに来て日が浅そうな若い女性。ちょっとロシア語訛りがあって、だいずは法律で使うような単語に馴染みがないのもあり聞き取るのが大変だったー。時間外や休暇中もメールの返事をくれたりして頑張ってくれました。

イギリスは地震がほとんどないから。ものすごく古いビルも中身だけ改装して使い続けられます。今回の物件も外側は相当古くて。中は今はこんな感じ。
新事業所2 
内装の設計をしてくれるのは、イラン人男性。ぜんぜん訛りがないからイギリス生まれなのかと思ってたんだけど、イギリスに来て12年なんだって。「まかせておけ」とか頼もしいことを言う割には、うまく行かなくなったときに自分の非を認めない。というかヒトのせいにする。人間味あふれすぎ!(これ、こっちでよく見かけるパターン) でもこのプロジェクトのために毎日遅くまで働いてくれるバイタリティ溢れる人。どこで鍛えてるのか結構筋肉質で弾力ありそうなボディ。自宅に筋トレ用のマシンとか置いてそうな、こっちでガツガツ自力で成功をつかんだ人っぽいイメージ。

おどろくのは、隣りや上の階の配線や下水管がなぜかウチの物件内を走っていたり。ウチの下水管が他の物件の中を走っていたり。グッチャグチャなの。たまたま今、隣りも上も工事中なので。借り主同士話し合いをして、費用は負担するからあなたの物件に通っているウチのパイプを違う場所に移動させてくれない?とか、ウチに入ってるあなたの配線がジャマだから天井裏に移動させてもらえないかとか、交換条件を出したりして工事を進めるの。その交渉はイラン人設計士さんがしてくれたので助かりました。

ここのリース権を買った後になって、上の階をインド人のオカネモチが借りてナイトクラブを開くことになったことが発覚したのね。ナイトクラブっていってもいろんなのがあるけど、営業時間が朝8時~翌朝3時とかで。大音響を流してインド映画のようにみんなで歌い踊る場所になるとしたら、ウチの事業所は朝から晩までドスドス揺れちゃうんじゃないかと心配してたんだけれど。

防音設備の設置がうまく行かないとか役所から許可が下りないとかで、今は工事中断しちゃってるらしいよ、結局。あんな家賃の高い場所で工事中断とか恐ろしすぎる。オカネモチだから大丈夫なのかな。。。ヒトゴトながら震えるわー。

事業所に入れる機材の設計をしてくれるエンジニアはイギリス人。このプロジェクトのなかで(大家関係者をのぞいて)唯一のイギリス人はマイペースすぎて、約束通りに見積もりや書類をくれなくて困ります。

施工は日系の会社に頼んでいて、担当者は相当稼いでるにちがいなく愛車は真っ赤なフェラーリ。毎日相当忙しく働いている様子。実際に工事に来てくれる人たちはポーランド人が多いみたい。ヨーロッパのなかでも国によって建物を建てる技術は違うらしい。5月から工事が始まるのだけれど短い工期で完成できるよう現地に泊まり込んで働いてくれるらしい。働き者たち。


っていう。いまはこんな人たちに協力してもらいながらオシゴトしてますよ。

だいずは、こっちの友達に笑われちゃうぐらいの薄給なんだけれど。毎日まいにち、馬車馬みたいに働けど働けど、ぜんぜん仕事が終わらないけれど。自分のお金だけでは到底できないようなことを、会社のお金を使って経験させてもらってる。

分からないことだらけで、分かってる人と比べたらきっと無駄に時間がかかりすぎてるかもしれないけれど、今までやったことがないことを経験させてもらってる。しかも、ロンドンで。社員じゃないからだいずは責任とかプレッシャーとかそういうものはほとんどないし(もちろんオットはあるんだと思うけれど)、社会経験させてもらってるような気分でいるよ。

そうはいっても実際のシゴトは地味で面倒くさくて。やれやれと思うことだらけだけれど、気分だけは前向きです。今のところはね。口ではブーブー文句ばっかり言ってるけどね。

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